責任逃れとしてのアウトソーシング

当社では増加するご注文に対応すべく逐次サーバーの増強作業を行っておりますが、8月9日16:14に行われた楽天市場のサーバー増強作業において、弊社がサーバーの構築を委託している伊藤忠テクノサイエンス社のオペレーションにて、誤って楽天市場の情報を格納するハードディスク内部のデータが一部破損いたしました。

ちょっと待て。ミスオペレーションしたのが、業務委託先だろうが正社員だろうが契約社員だろうがアルバイトだろうが、サービスを受ける側としては、まったく関係ないことじゃないのか。それは「言い訳」だ。しかも、自分本位の言い訳だ。

自分が顧客になった場合、そういう言われ方をしてスッキリするのだろうか。アタマを使ってよーく考えて欲しい。

業務委託というのは責任も分割されてオペレーションのミスに関しても委託先に負わせてしまうことのできるものだというのはわかっているけれども、ユーザ向けのアナウンスで委託先会社の名前を出すことに何の意味があるのだろう。

サービスを受けるユーザ側からすれば一次的に責任を問う場所はサービス提供者しかない。そこへ真っ先に委託先の名前を出せば「責任は委託先にあるからうちの会社には関係ない」とメッセージを出してるも同然。そこに「お詫びします」と言われても「自分たちは悪くないと内心で思ってるんだろ」という突っ込みを受けるのは当然。

全体向けのアナウンスとしては「担当者のオペレーションミスです」として業務委託先への責任追求は内々で処理する。個別の問い合わせで業務委託について訪ねられたらそこで回答すればいいだけだろう。