「満員電車に防犯カメラ」で減らせる冤罪の量ってどの程度だろうね。

電車内の痴漢や痴漢に間違えられる冤罪の被害をなくそうと、西武鉄道を経営する「西武ホールディングス」(本社・埼玉県所沢市)の株主が、車内に防犯カメラを設置するなどの対策を6月の株主総会で提案する。

これ、どれだけの内容で提案しようとしてるんだろう。

防犯カメラが犯人の特定や冤罪を防ぐのに使えるためにはカメラが状況をはっきり撮影できなければならない。冤罪の防止に限っていえば、状況を撮影できていなければ証拠として使えないから、裁判の状況をこれまでと変えるものにはならない。

満員電車に防犯カメラを設置して、証拠採用できるほどの映像が一定以上の割合で撮れるという検証はされてるんだろうか。

そういう検証のあたりからやろうよという提案ならまだわかるけど、防犯カメラを導入すれば痴漢も冤罪も減るよというのが最初から前提としてあって提案しようとしてるなら、おいおいという感じ。

それと、防犯カメラに痴漢そのものの抑止力があるかというと、性癖に関わるものが防犯カメラを意識させて抑止できると思えないんだけど。万引きあたりを例にした統計でもないものかね。