「『お前は健全でない』と言われた」と思った人の思考の流れの続き。

昨日の記事の続き。はてなブックマークでついたコメントにもからめて。

全体の状況

正直、何が問題なのかよく分からない。柳沢大臣厚生労働大臣の職責として少子化対策に関わっているのであり、政策担当者としてはカップルが希望する子供の数が増えることは望ましい状況であろう。彼が「健全」と述べたのは、「子供を2人以上持つ生き方」ではなく、「子供を2人以上持ちたいと若い世代が希望している状況」についてである。

やっとわかった。

他方、ご当人の若い人たちというのは、結婚をしたい、それから、子どもを二人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけですね。

「他方、『ご当人の若い人たちというのは、結婚をしたい、それから、子どもを二人以上持ちたい』という極めて健全な状況にいるわけですね。

「他方、ご当人の若い人たちというのは、『結婚をしたい、それから、子どもを二人以上持ちたいという極めて健全な状況』にいるわけですね。」

の違いか。前後の文脈からはどっちにも取れると未だに思うけど。

要するに妬みですよという話

聞く側の態度についてはまったくその通り。で、そういう聞く側の一つのケースとしてこういうのがあるよ、というのが昨日の記事。

「全体の状況」って説明しても、その全体の状況と違うところにいる人が疎外感を覚えることもあるだろう。

そういう聞く側の態度の善し悪しも論じられるだろうけれど、話をする側が「お前の受け取り方が悪い」って言ったって変わるものじゃない。ならば話す側が言葉を変える、というのがリーダーに必要な資質じゃないか、というのが腹立ちの理由。

かれこれ2ヶ月以上も放置しておいて、唐突に更新する気になった心境

  • 健全と不健全の二元論に陥るなと言うけれども、第三の要素が何であるか正直わからないというもやもや。
  • 職場で発言によって似たような損をしている管理職がいる。それに対して感じているもやもや。