なんとなく休み時間中に思いついた上役とのやりとり。

これは本当にフィクション。

上役「君は私が上司や取引先におべっかを使うこと以外、仕事をしているところを見たことがない、と社員に触れ回っているそうだな。」

k2low「はい。事実、それ以外の仕事を見たことがありませんので、そう発言しています。」

上役「それでは、私がまるでまったく仕事をしていないような言い方ではないか。なぜ、私をおとしめるような発言をするのか。」

k2low「いいえ、そのどちらも否定できます。私が仕事をしているところを見ていないということはあなたが仕事をしていないということを示すものではありません。」

上役「しかし、そのような物言いをすれば、聞く側が誤解するのは当然ではないか。」

k2low「いいえ、私が吉野屋でしかあなたが食事しているのを見たことがないと言っても吉野屋以外で食事をしないと誤解されることはありません。私がユニクロでしかあなたが服を買っているところを見たことがないと言ってもユニクロ以外で服を買わないと誤解されることはありません。同様におべっかしか見たことがないからといっておべっか以外に仕事をしていないと誤解されることもないでしょう。」

上役「しかし、現にそう誤解する人間がいるのだよ。」

k2low「先の道理から言葉だけでそのように誤解されるということはありません。私の発言を聞いて誤解したのではなく、それが事実と感じられる情報を事前に持っておりそれが事実であると私の言葉でさらに強く認識されただけでしょう。一次的な要因は私の発言にはありません。」

上役「しかし、君がそのようなことを言わなければ誤解する人間にそれを意識させることもない。」

k2low「第一に先ほどのとおり誤解した人間などいません。第二に私が発言しないとしても他者が発言する可能性があります。すなわち、私が発言しないことはあなたのいう誤解しない人間をなくすという解決になんら貢献しません。」

上役「しかし、ならぬものはならん。そのような発言は許さん。」

k2low「あなたが許そうと許すまいと私が発言する意思をコントロールすることはできません。そもそもあなた自信でこの問題を解決することができるのです。私はおべっか以外の仕事を見たことがないとしか言っていません。つまり、それ以外の仕事をしているとあなたが証明すればそれだけで物事は解決です。私は事実しか発言しないのですからおべっかをしているところしか見たことがないが見ていないところではこのような仕事をしていると言わせればいいだけのことです。それを提示しないことこそ、あなたがおべっか以外に仕事をしていないと誤解を生む要因になっているのではないですか。」

上役「君はそれによって自分がどういう立場になるのかわかっているのか。」

k2low「それが私に対する排除であることを言っているのならそれもよろしいでしょう。スマートな解決方法である仕事をしているという実績を示すことすらせず恫喝を行うのですから、どうやら実際に仕事をしているということもなさそうです。そのようなあなたを私の上役という立場につけ、且つこのように無意味な注意を行い私を排除するあなたを優先するという程度の会社なら人を見る目がないということですし将来性も薄いでしょう。その程度の会社なら私から去っても構わないくらいです。」