ピーターの法則
「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、(いずれは)各々の「無能レベル」に到達する」で始まる、ローレンス・J・ピーター&レイモンド・ハル著 渡辺伸也 訳の「 ピーターの法則 」を読んでみたら、なかなかに面白かった。そこで、大雑把な内容をPowerPoint資料としてメモをしてみました。例え話が多かったのですが、それらは全て割愛し、大筋だけを並べてみました。ちなみに、順番は(私自身が納得しやすいように)大きく入れ替えました。印刷して眺めるたりするのに便利なように、 PDF版(第二版)も置いて おきます。ちなみに、第一版は こちら です。
先々週ぐらいにあっという間に読んでしまったピーターの法則。うちの会社とクライアントのことを適切に言い当てていて最高。つまり「降格人事のない組織なんてダメよ」ってことだ。
絶対気に入るであろう同僚二人に読ませたところ、これも好評。人選んでるから好評になって当然だけど、そういう感性をもつ人に絶賛されることにこの本の価値がある。
ところでリンク先のPDF資料はよくまとまっているものでこれはこれですごいのだけど、一番最後のページにある「コンピュータにおけるピーターの法則」のまとめを見て、ほくそ笑む。これってコンピュータ以外の言葉をあてはめるといろんなものに適用できるじゃん。
アウトソーシングにおけるピーターの法則
- アウトソーサー自身に欠陥があり「無能」かもしれない
- アウトソーサーが有能でもクライアントが無能→無能さを拡大
- 無能なものが有能なものを使う = すさまじく無能
- 無能 x 有能 = すさまじく無能
- アウトソーサーがピーター法則に陥る
- アウトソーサーが役立つ
- アウトソーサーの役割が昇進し
- 「アウトソーサーにはできないこと」をしなければならなくなる
- =アウトソーサーもやはり「無能レベル」にたどり着く
こんな感じなのよ、今のうちの会社とクライアントは。
- 作者: ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル,渡辺伸也
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/12/12
- メディア: 単行本
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