道具を使うのは誰?

JR西日本が安全対策の切り札として京阪神地区の主要路線(アーバンネットワーク)で整備している新型の自動列車停止装置(ATS―P)の計74カ所で設計ミスがあり、30カ所のカーブ・分岐器(ポイント)の手前では列車が速度超過をしてもブレーキがかからない状態になっていたことが1日、明らかになった。設計時にデータを取り違えたのが原因で、ミスは90年度以降に設置された計7路線で見つかり、本来の設定より35キロも高くなっていた個所もあった。同社は9月に国土交通省航空・鉄道事故調査委員会からの指摘でミスに気付き、急きょ改修した。1日午後に調査結果を発表する。

なんでもシステムのせいにするなよ、というときにする例え話というのは数々あろうが、これは強烈だな。